不動明王は動かないから不動明王なんですが、大日如来の化身として世界中を飛び回っておられます。
私達の欲望の塊である燃え盛る煩悩の火を背負って、さらに焼き尽くし、私達の迷いの心を剣で切り、悪を働く者達を羂索で捕まえるのです。
不動明王が不動なのは、心が不動なのであり、煩悩の働きによって心がコロコロと変わっていく私達に対して、不動の心を持つように諭しているのです。
不動の心とは、必ず明るい世界があると信じる心です。
今は新型コロナの影響で仕事が無くなってしまった方、仕事が少なくなって生活に支障をきたす方が続出していますが、世界的な有事であり、戦争の状態と同じだと考えないといけません。
平成の平和な時代を思えば今は激動の時代に突入していますが、昭和初期の戦争の時代には毎日が辛抱の日々であり、国のためにと自由を失い、家を失い、家族を失い、仕事を失っても文句一つ言えない時代であったことを思えばまだ今はある程度の自由がありますので、恵まれている状況なのです。
先の見えない我慢というものはとても辛いものですが、今はトンネルの中に居ても必ず明るい光が差してくる出口がありますから、必ず明るい未来があると信じて乗り越えていきましょう。
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